SSブログ

【クエンティン・タランティーノ ブリーフケースの謎】パルプ・フィクション【huluで見る映画】 [映画]

物語の冒頭

パンプキン(ティム・ロス)とハニーバニー(アマンダ・プラマー)がレストランで食事しながら銀行強盗について話をしている。バー・給油所・酒屋は警戒している割にあわない。話をしているうちにこのレストランをタタこうとなってテンションが上がった二人は拳銃を取り出し・・・
 IMG_0075.jpg


裏切り者とスーツケース

ヴィンセントとジュールスがくだらない話をしながら3人の裏切り者のアパートに出向く。

ブリーフケースを取り戻すが、中身は一切映さない。ヴィンセントが開けた瞬間中身がひかり、言葉を失う。ジュールスの「ハッピーか?」の問いかけに我にもどり蓋を閉める。


エピローグでもブリーフケースを開けるシーンがでてくるが、中身は謎のまま。


ブリーフケースの鍵が666だったこと、開けた瞬間に中身が光っていたことから、さまざまな都市伝説が語られてきた。

後日、サミュエル・L・ジャクソンは、タランティーノ監督にブリーフケースの中身について聞いたときのことを語っている。監督の答えは『お前が入っていてほしいと願うものさ』だったという。


ブッチとマーセルの会談

ボクシング八百長をもちかけるマーセル。5ラウンドで倒れるというものだ。
断る術もないブッチは受け入れる。

マーセルの後頭部が映し出される。首筋には絆創膏が。
そこへ、ヴィンセントとジュールスがブリーフケースを届けに来る。
しかし・・・ 


ミア(マーセルの妻)の世話を頼まれたヴィンセント

ヴィンセントはマーセルから妻の世話を頼まれる。
ヴィンセントがトイレにいっている間にミアがオーバードーズで倒れてしまう。

ここから先はあえて伏せますが、エピローグまで一気に見入ってしまうじわじわとした迫力があります。
見終わった後は不思議な安堵感に包まれました。



”パルプ・フィクション”とは、くだらない・取るに足らない話あるいは、つまらないコミック雑誌という意味。トイレットペーパーのことを指すこともある。登場人物がトイレで雑誌を読みふけっているうちに事態が思わぬ方向に進んでいく。

ストーリー自体はどんでん返しや伏線があるわけでなく、淡々と進んでいくが、乾いた画像とクエンティンらしいセリフ回しとナイスセンスな選曲がばっちりはまって、いつの間にが引きこまれていく。最初はくだらない、取るに足らない、どこにでもあるアメリカの犯罪物語(裏切りがあって、復讐劇があって、最後は混沌で終了)かと思いきや、なかなか骨太の物語となっていました。

基本的にはヴィンセントとジュールスのバディものだが、個性的な登場人物が唐突に現れ、時系列が意識的に替えられているため、初見と二回目では印象が異なって見える。この作品の評価やレビューを見てから3回め4回めと見るたびに新たな発見がある。

プロローグとエピローグがシンクロして、乾いたクエンティン流の暴力的なストーリー展開が、柔らかく湿った形状のない物体へと変化していく様は圧巻。





出演者
ヴィンセント・ベガ:ジョン・トラボルタ
ジュールス・ウィンフィールド:サミュエル・L・ジャクソン
ミア・ウォレス:ユマ・サーマン
ザ・ウルフ:ハーヴェイ・カイテル
パンプキン:ティム・ロス
ハニー・バニー:アマンダ・プラマー
ファビアン:マリア・デ・メディロス
マーセルス・ウォレス:ヴィング・レイムス
ブッチ:ブルース・ウィリス
その他
エリック・ストルツ
ロザンナ・アークエット
クリストファー・ウォーケン
クエンティン・タランティーノ
スティーブ・ブシェミ
フランク・ホエーリー
フィル・ラマール
ピーター・グリーン
デュエイン・ウィテカー
バー・スティアーズ
ブロナー・ギャラガー
アンジェラ・ジョーンズ
スティーブン・ビバート
ジュリア・スウィーニー
キャシー・グリフィン

監督:クエンティン・タランティーノ
制作:ダニー・デビート/マイケル・シャンバーグ
脚本:クエンティン・タランティーノ


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

huluの人気映画、テレビ番組、海外ドラマのあらすじ・出演者情報 ねたばれ注意

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。